|
心肺蘇生法 = C.P.R. は、誰にでも簡単にできるもの と言うお話
アメリカの救急医学の方針を決める組織が、2008年度に入って「胸部圧迫なしのCPR」、
つまり 人工呼吸を全くおこなわないで胸だけを押すCPRを救急法講習会に組み入れよう、

という指針を発表しました。
関係する医療従事者、救急法指導員、興味のある講習経験者らの一部の
皆さんも、末尾に添えられていた但し書きによく気づかず、
『 心肺蘇生法から人工呼吸がなくなる!』、とクチコミ情報が流れて、
短い期間ですが、混乱が起こりそうにもなりました。
この指針は、CPRを中心とした救急法がより普及され、突然人が倒れる、というような緊急時の現場
で少しでも早く応急手当ての手を差し出してもらいたい、と言う目標のために紹介されたものです。
つまり多くの人は、胸を押すことよりも他人の口に口をつけて息を吹き込む活動にかなりの抵抗や
怖れを感じるものだからです。
まして日本のように、人工呼吸グッズなどが、まだまだ簡単に入手できない環境ではなおさらのこと。
口への吹き込みにとらわれず、倒れて息をしていない人がいたら、胸の真ん中=乳首の中間点を
下に向けて4〜5cm押せば、かなり役に立つ、というこのニュースは、
主に、救急法講習に参加した事がない人、
やり方は知っているけれど自信のない人、
参加したことはあっても忘れてしまった人、
やはり他人の口に口をつけたくはない人、
には、有効です。
この指針の但し書きには、この手法が、乳児、小児、には向かないこと。
倒れているのが発見されるまで時間がかかっている大人にも向かないこと、
また水の事故<おぼれ>や薬物に関係する呼吸停止、心停止にも適さない事が添えられています。
|